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上記の必要事項は、テクニカルサポートの判断および問題の緊急度により異なります。さらに、インフォメーション モデラーのサポートを受けるためには、以降の要件を厳密に遵守する必要があります。

ソース コードの逆コンパイル

広く普及されているツールを使用して Java クラスファイルをソースコードにリバースエンジニアリングすることができます。しかし、ソースコードの逆コンパイルは法律で禁じられています。逆コンパイルされたソース コードを変更し、既存のクラス ファイルと置き換えて作成したクラス ファイルは、PTC ではサポートしていないことにご注意ください。

サポートされる言語

テクニカルサポートがお客様のカスタム化を確実にサポートするには、1 つもしくはそれ以上の次の言語が使用されている必要があります。

  • Java
  • HTML (Windchill HTML テンプレートを含む) または JSP
  • XML
  • JavaScript (詳細はこの章の「JavaScript」をご覧ください)

カスタム化時には、特定の機能を他の言語で実装することが多くあります。この技術の使用は正当なものですが、当テクニカルサポートより行われるサポートは、PTC が提供する Windchill 開発資料を使ったものに限られます。また、当テクニカルサポートがこれらのテクノロジーのインストールを行わずとも、またそのテクノロジーの専門知識がなくとも、問題を再現できるようにしていただくのは、お客様の責任となります。サポートされないカスタム化の例を次に示します。

  • C 言語との統合における Java の JNI の使用
  • Perl インタープリタの起動
  • Windchill との相互運用にアクティブサーバーページの使用

既存の Windchill クラスの修正

Windchill Customization のインストールで対応ソースコードが提供されていれば、現行の Windchill クラスを修正できます。ただし、通常、修正はリソースバンドルにのみ適用されます。大きなソースファイルを扱う場合には、インフォメーションモデラーの開発者の方は、小さく妥当な変更のみを行うようご注意ください。ソースコードのロジックを十分に理解してから作業を行う必要があります。元のソースコードと矛盾するような変更をすると、サポートの適用範囲が限られます。変更箇所にはソースファイルにコメントをつけ、明確にしてください。

たとえば、WTExplorerFrame クラスで、メニューの追加や削除が必要な場合があります。これは簡単な作業であり、サポート対象に含まれます。ただし、ソースコードの大部分が書き換えられるなどして、Document Explorer クライアントの基本ロジックが完全に変更されてしまうと、サポートの実施が不可能となる場合があります。

Windchill クラス

Windchill コードベースの各クラスファイルをカスタム化ソースファイルで使用することは技術的には可能ですが、Windchill クラスの使用には制約があります。クラスの使用には、そのクラスのフィールドおよびメソッドへのアクセス、クラスのインスタンスの作成などが含まれます。

クラスを使用するためには、そのクラスが JavaDoc に記述されている必要があります。各クラスの JavaDoc には、サポートされる API 欄が含まれます。カスタム化に使用するクラスに対してサポートをお受けになるには、このエントリを true に設定する必要があります。使用されているクラスのフィールドあるいはメソッドのサポートされる API は、false であってはいけません。サポートされる API 欄のないメソッドやフィードの場合、クラス自体がサポートされた API であれば、そのフィールドやメソッドもサポート対象とみなされます。

Windchill クラスの拡張

クラスの拡張はクラスの使用の特殊なケースです。さらに、サポートされるクラスの拡張を作成するには、その親クラスが JavaDoc でフィールド Extendable: true によって拡張可能として指定されている必要があります。Windchill クラスの使用で説明されているすべての条件は、拡張するクラスに適用されます。

JavaScript

JavaScript をご利用になると、HTML ユーザインターフェースがより使いやすくなります。テクニカルサポートでは、複雑な JavaScript に関するお問い合わせについては対応いたしかねます。ただし、Windchill に起因するエラーが疑われる場合、JavaScript と Windchill 間の不一致を調査します。